人の防衛本能
怒り、悲しみ、ショック、不安、怖れ、虚しさ、悔しさ...etc.
自分が望んでいない出来事が起きると、イヤな感情や感覚を体験しますよね。その感情や感覚は、はっきり言って不快です。
だから人は、それらの感情や感覚を消す方法を探したり試したりして、何もなかったような状態、もしくは楽しくて楽な状態を求めます。
最近では、SNSやネットに様々な情報が溢れているので、その中で「不快な感情を◯分で解消する方法!」などもよく見かけ、それに頼ってしまう人も多々。
これは人間の「不快を避け快を得る」という、ある種の防衛本能です。
潜在意識の第一ミッションは生命の維持で、不快な感情や感覚が続くことは生命の危機と判断し、それを避けようとするのです。
その避ける方法として、人に話して楽になろうとしたり、違うことを無理やり考えようとしたり、解消法を探したりします。
不快を避け快を得る行為が過剰になると、過食、飲酒、買い物、薬物、Sexなど、いわゆる依存症になります。