
この記事は、「不安症、心配性の方」、「不安や心配を消したい方」「自分の心配性に辟易している方」に向けた内容です。
心から安心して暮らしたい方や、思考と感情の扱い方を知りたい方も、ぜひ最後までお付き合いください。
あなたは、不安でソワソワしたり、心配事で頭の中がグルグルすることはありませんか?
わたしが「自分は不安症・心配性なんだ」と気づいたのはパニック障害になったとき。
会社員時代のわたしは、とにかく考え、行動し、結果を出すことにエネルギーを使っていた(つもりだった)ので、自覚はまったくありませんでした。
しかし、パニック障害になってから不安や心配が顕在化(表面化)し、不安や心配が絶えず湧き出る自分に辟易。
それからずっと、不安にならない強い精神を持とうと躍起になったのですが、これが間違いだった笑
よりパニック障害はひどくなり、不安しかない日々を過ごすことに。
今、不安や心配事で押しつぶされそうになっている人も、当時のわたしのように、不安や心配をなくそうとしたり、不安や心配が出てこない自分になろうとしている人も少なくないかと。
ということで、今回は「不安」と「心配」について正しく知り、正しく対処して「安心」をベースに過ごす方法をお伝えします。
「不安」と「心配」の違い
まず最初に、「不安」と「心配」の違いについて知っておくことが大事。
わたしの感覚では、不安も心配も同時に感じるというか、混ざり合った状態のような感覚なので、どちらも同じようなものだと思っていました。
駄菓子菓子(だがしかし)
実際はまったくの別物。なので、対処の方法を間違えると、より不安や心配が強くなってしまいます。
「不安」と「心配」は、大きく分けるとこのような違いがあります。
- 不安=“感じる”もの(感情)
- 心配=“考える”もの(思考)
もう少し詳しく説明しましょうか。
不安=感情の波/身体の反応
- ふわっと湧いてくる正体のわからないザワザワ
- 身体に出やすい
- 原因がはっきりしないことが多い
- 「怖い」や「落ち着かない」という感覚に近い
例えば...
「何が原因かわからないけど、とにかく落ち着かない」
「なんか胸がモヤモヤ・ザワザワして息苦しい」
「言葉にできない何か」が感覚として身体に出てきていることがポイントです。
心配=堂々巡りの思考
- 頭の中でグルグル浮かぶ
- 「あれが起きたらどうしよう」「こうなったら最悪」など、未来への予測思考
- 論理的っぽいけど、実は堂々巡りで何も解決しない
- 原因がはっきりしていることが多い
- 頭がうるさくて疲れる、集中できない
例えば...
「今月こんなに買い物したけど、支払い大丈夫だろうか」
「体調悪くなって迷惑かけたらどうしよう...」
「言葉にできない何か」に対して、「言葉がグルグルする」のがポイント。
不安と心配のループ
そんなわけで、不安と心配はまったく別のものなのですが、わたしが冒頭で言った「混ざり合っている」という感覚、これも間違いではないのです。
理屈で説明すると、
① 不安(感情)を感じる
② その不安をなんとしようとして心配(思考)が始まる
という流れなのですが、実際には
胸がザワザワ(不安)
↓
『この感覚消したい!どうすればいい!?』(心配)
↓
より胸がザワザワ(不安)
↓
以下略
この流れが無意識にグルグル巡ります。ゆえに、一体化しているように感じたり、混ざり合っている感覚になるのです。
感情と思考の正しい扱い方
じゃぁどうしたらいいのさ、という話ですが、まずは決定的な違いをおさらいしておきましょう。
- 不安=“感じる”もの(感情)
- 心配=“考える”もの(思考)
でしたよね?
感情と思考、まったく別のものであるため、それぞれ別の対応をしなければなりません。
簡単に説明するとこんな感じ。
不安(感情)の扱い方
感情の扱い方の基本は「受け止める」です。
無理やり別のことを考えて感情を消そうとしたり、こんなこと感じてはいけない!と押さえ込むのはタブー。
否定・抑圧・禁止された感情は潜在意識の中で増幅し、例えその場は収まったとしても、また別の場面で簡単に浮上します。
感じているものを“そのまま”感じ取る。これが正しい扱い方です。
また、「不安」は身体反応なので、身体的アプローチも効果的。
例えば、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる、気分が落ち着く香りを焚く、呼吸法、タッピングなど。
これはあくまでも対処療法ですが、繰り返すうちに“安心した状態”がどんな感覚であるか身体が覚えてくれるので、不安の出現頻度は低くなっていきます。
よく、感情を言語化しようと頑張ってしまう方がいますが、この段階で無理に言語化する必要はありません。
ひたすら感情を感じてあげれば、自然と「こういうことを感じていたんだ」と言葉になりますから。
大事なのは、感情を感じてあげることです。
心配(思考)の扱い方
思考の扱い方の基本は「距離を置く」です。
例えば、頭の中の言葉をノートに書き出す、誰かに話す、などなど。
わたしは、クライアントさんによく『感情的になったときは頭の中の言葉をすべて書き出せ!』という指令を出します。
思考は、頭の中に入っていると延々と留まり続けるからです。
特に心配思考は、先ほどお伝えした通り「論理的っぽいけど堂々巡りするだけ」なので、何も解決しないのですよ。
なので、「思考」を自分から一旦引き離さなければならない。
それで一番効果的なのが「書き出す」という行為。書き出すことで自分の思考を“可視化”すると、その瞬間に距離が生まれるのです。
嘘みたいに思考が落ち着くので、心配に限らず、ネガティブ思考がグルグルするときはお試しあれ。
最終的にはカウンセリングを
こんな感じで、「不安」と「心配」の違いや扱い方をお伝えしましたが、いかがでしょう?少しでも「なるほどな」と思っていただければこれ幸い。
ただ、常に不安や心配思考が内在している方は、この対処法に加え、カウンセリングも必要になるかと。
かつてのわたしのように生き方のベースが「不安」になっていると、パニック障害などを引き起こしてしまいますからね。
生き方が不安ベースになってしまったのには、それなりの理由があります。そこは潜在意識の深層部に触れる必要があるので、専門家を頼ってください。
一応、わたしも心を扱う専門家ですし、パニック障害を寛解させた経験もございますゆえ、もしよろしければコチラをご利用いただければ。

不安の根源を昇華させるだけでなく、コア(自己本質)の意識を取り戻せば、より早く、堂々巡りな人生から脱却できますよ!
ということで、今日のお話はここまで。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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